ドクターと患者
12日目
今日はケアマネさんとリハビリの方がきて、書類の確認をした。
その時にちょうど先生が往診にきた。
流れるように診察をおえ、帰ろうとするところで、祖父がいろいろと質問する。
それに少し困った表情の先生(女医)は、早口になりつつも丁寧に説明をしていく。
薬の服用についてだが、結局、おばあちゃんは絶食→少量→半分 と、食べれるようになってるので、
当然、薬の飲み方も変わるということだった。
祖父は専門家に聞かないと落ち着かないのか、先生や栄養士にいっぱい質問をする。(しかし、彼らの言うことが違ったりする)
正直なところ、病人の症状をいつも身近でみてるのは家族であり、
家族の判断が、一番重要になってくる。
週に1度の数分の診察では、患者のすべては分からないのだから、医者だって確かなことは言えないのだ。
栄養士もしかりだ。
私がクリニックに勤めていたときは、患者さんがあれこれ質問すると院長は露骨に嫌な態度をとっていた。
なんとも患者がかわいそうだったが、
医者にとっては、「緊急を要する状態か、否か」
が重要であって、それ以外は
判断が難しくなってくるのだろう。
ほんとうにすべてを知って、いやしてくれるのは、天の神さまなのだ。
と、私は思う。